
ブログへのアクセス少ないっス。
検索されるにはキーワードが大事って分かっているけど、やり方がわならないッス。
そんなお悩みの初心者ブロガーさんに、キーワードの抽出方法(探し方)の鉄板の手順を説明していきます。
ブログアクセス数が伸び悩む人はロングテールキーワードを探そう
ブログ初心者が検索でアクセス数を狙うには、「ロングテールキーワード」を無視することができないんですよ。
なので鉄板手順の説明の前にロングテールキーワードをまずは押さえておきますね。
ロングテールキーワードとは、、、
ロングテールキーワードとは、複数のキーワードの組み合わせで構成された、検索キーワードのことです。月間検索回数(ボリューム)が1万回を超えるようなビッグキーワードを軸にして、3〜4の単語数で構成される傾向にあり、あくまで一般的な目安ですが、月間検索ボリュームが千回未満と少ないものになります。
出典: https://keywordmap.jp/academy/
例えば、「ダイエット」というキーワードは超ビッグキーワードです。
- 検索ボリュームは10万~100万回
- 競合性(ライバル)も多い
もしも、こんなビッグキーワード1つを狙って記事を書いているなら一旦手を止めましょう(^^)
アクセスがないと泣いているブログ初心者には全く歯が立たないキーワードですよ。
もっとライバルの少ない、言い換えるとすればニッチなキーワードを探して検索を独り占めしたいところですよね?!
でも、ニッチ過ぎるのもNGなんですよ。
「ンコ語」って知ってますか?
これをgoogleで検索してみてください。
- 検索ボリュームはほぼゼロ(データなし)
- 検索結果の1ページ目は『「ンコ語」とは何か』的なページのみ
これ、確かにニッチなんですが、検索のボリュームはほぼゼロに近いようです(検索ボリュームの調べ方は後述します)。
「検索を独り占め」にできる可能性は高くなるかもしれませんが、それであなたの「ブログの検索数の少なさ」は解消できませんよね(^^;
また、更に、ンコ語の検索結果1ページ目が単一のキーワードにも関わらず、ンコ語の説明のページが殆どです。
ということは、それが調べ終わった人は、もうインターネットでンコ語を検索する可能性はかなり低いとも言えます。



ビッグキーワードもニッチも駄目なら、どうしろと・・
はい、そこで、ロングテールキーワードを狙うことになるんです。
ロングテールキーワードを狙う理由
ロングテールキーワードは単一のキーワードではなく、”3~4語で構成される”との説明がありましたね。
3語のロングテールキーワードの具体的例としては下記のようなものです。
「ダイエット 食事 メニュー」
何故、「ダイエット」は狙うべきではないのに「食事 メニュー」が付くとねらい目かというと、
それはズバリ、
小さく大きく稼ぐ
と言うことなんです。
「ロングテール」とは、草食恐竜のブラキオサウルスを例に説明されることがあります。
頭部(ビッグキーワード)よりも胴体から尻尾(ロングテール)にかけての体積の方が大きいことが特徴です。
アクセス数は1つのビッグキーワードよりも、複数の組み合わせでのキーワードでのアクセス数の方が多いということです。
ブログの場合はアドセンスやAmazon・楽天アフィリエイトなどを使うことも多いでしょうから、ロングテールキーワードの方が結果としては稼ぎが大きくなることを示しています。
ロングテールキーワードで記事が書けるのか?
逆にブログ初心者としては嬉しいことに、ロングテール(語数が多い)になればなるほど、記事が書きやすいんです。
「ダイエット」で記事を書こうとすると、どうですか?
書きやすいかもと思う一方で、実際に書こうとしても、、、
そもそもダイエットの方法なのかダイエットの本の紹介なのかとか迷いませんか?
もう一方で、「ダイエット 食事 メニュー 夜」の記事はどうでしょうか。
もうキーワードだけで書くことが決まってしまいますよね。
ロングテールになればなるほどライバルは少なくなる訳ですから、このロングテールでまずはアクセス数を独り占めすることを狙いたいです。
ただ単発で終わったらもったいないですね。
ロングテールキーワードの4語目を別のキーワードに変えて、それでも検索トップを狙えればアクセス数がどんどん増えて行きます。
ブログ初心者であれば、
- 検索からのアクセスが少ない
- 何を書けば良いのか
そんなお悩みが常にあると思いますが、これならブログ初心者でも進められそうでしょ。
ロングテールキーワード抽出の鉄板手順(概要)
いきなり答えですが、それは下記のツイートの通りです。
#ブログ初心者 さん、
今日も私はキーワード抽出の勉強やり直し中!今日のキーワード:
✅幼稚園バッグ1⃣ラッコキーワードでサジェスト抽出
2⃣キーワードプランナーでボリューム調査
3⃣キーワードスカウターでallintitle調査ライバル多すぎ💦
抽出したキーワードはプレゼントします🎁 pic.twitter.com/atOCerZyeY
— 太田@独学を応援して応援されたい人(^^) (@docgacblog) February 17, 2021
って、Twitterから飛んできてくれた方は「ループじゃん!無限ループじゃん!」ってなっちゃいますね(^^;
まずはツイートの内容を解説しますと以下の通りです。
1ラッコキーワードでサジェスト抽出
- 「ラッコキーワード」とはgoogle・yahooまたはbingの関連検索キーワード(サジェスト)を抽出してくれるサイトです。
旧名称は「関連キーワードツール( 仮名・β版 )」といいますが、ひょっとしたらこちらの名称なら知っているという方も多いのでは?
ロングテールキーワードの候補となる3語以上のキーワードをここで全て抽出します。
2キーワードプランナーでボリューム調査
- 「キーワードプランナー」とはGoogleが提供しているサービスです。
対象のキーワード毎に検索されるボリューム(件数)を調査します。
ボリュームが小さいものはここで切り捨てます(それでブログを書いてもアクセスが少ないため)
3キーワードスカウターでallintitle調査
- 「キーワードスカウター」とはCatch the Webのツール(有料)です。
この手順での用途はロングテールキーワード(3語以上)全てが記事タイトルに全て含まれているかどうかを調査する「allintitle」の件数を一括で行うことです。
私がツイートしているこの手順だと上記1~3の手順でざっと30分は掛かりません。
1と2は何ステップかの手順はありますが、情報を抽出する実行時間(ボタンを押して待つ時間)はほぼ一瞬で終わっちゃいます。
3のキーワードスカウターは、調査するロングテールキーワードの個数にもよりますが数十程度で5~10分ぐらいです。
ロングテールキーワード抽出の鉄板手順(詳細)
この記事はブログ初心者さんが読んでいると思いますので、、各手順を1つずつ詳しく説明していきますね。
ところで、メインキーワードは決まっている?
私も凄く悩んで迷うのがメインキーワードです。
特にジャンルを特定していない雑記ブログだと、世の中のあらゆる物事や品物や悩みの中から選ばなくてはりませんよね。
メインキーワードがビッグであれば検索の母数は多いし、今後ブログの記事を増やしていくにもネタに困ることはない一方で、ライバル多数で強敵が多いですね。
例えば、メインキーワードを「ダイエット」をとしてロングテールキーワードとする場合の考え方の1つとして、「美容」というジャンルの中の1つのキーワードと捉えます。
美容をメインキーワードにすることもできますし、
逆にダイエットをジャンルとして捉えることもできますので、ここに厳密なルールはありません。
考え方としては、「健康」のジャンルとしてのダイエットや「婚活」または「中高生の悩み」などと言う括りもありますね?
少々視点が異なりますが、身体のダイエットではなく仕事のスリム化を意味するダイエットという表現もあります。
要点としては、単純に単語としてキーワードを考えるのではなく、ご自分が取り組む(取り組みたい)大きな括り(ジャンル)の中から探すことが重要です。
それでもどうしても決められない場合は、キーワードやブログの勉強をすると割り切って、家族や友達と雑談するときにある程度自分が語れるジャンルで進めてみると良いですよ。
メインキーワード探しを助けてくれるサイト
ジャンルが決まっていれば、おおよそのメインキーワードはいくつかは出てくるでしょう。
ですが、それはいつかネタ切れになったり、自分の頭の中に閉じた世界で想定されるものに限られてしまいますよね。
世の中でどのようなキーワードが検索されているか手助けしてくれるサイトがありますので、主に太田が使っているサイトを紹介します。
Yahoo!広告 公式ラーニングポータル
Yahoo!広告 公式ラーニングポータルには、月ごとやゴールデンウィークやお盆などの年中行事・イベントに関係する、検索されるキーワードが公開されています。
ここは単一キーワードだけでなく2語程度の複数キーワード情報もあります。
季節トレンドや生活に関する記事を書いている方には大いに手助けになると思いますよ。


朝日オリコミ 販促カレンダー
朝日オリコミのサイトに「販促カレンダー」が掲載されています。
前年度の出来事と併せて、イベント・記念日の情報もあり、ネタの数は相当数あります。
また、この販促カレンダーには、その月の重点テーマとして、イベント毎の「需要予測のヒントとポイント」「訴求テーマ・商品例」がまとめられていて、単純にキーワード情報としての活用ではなく、記事執筆のポイント情報としても使えますよ。
その他、GoogleトレンドとかYahoo!リアルタイム、食べ物に関する情報のサイト等々、キーワードを入手するサイトはたくさんありますがベーシックな2つを紹介しました。
ラッコキーワードでサジェスト抽出する方法
サジェストキーワード(関連キーワード)は、検索するときにメインキーワードに続けて指定するキーワードのことです。
この記事ではラッコキーワードを使った方法を説明しますが、基礎知識として、Google検索とYahoo!検索を使った場合の見え方も紹介しておきますね。
Google検索の場合
検索窓にメインキーワードを入力した時に、虫眼鏡マーク付きで自動的に表示されるコレ です。
Yahoo!検索
Yahoo!検索もGoogle検索と同様に、検索窓にリアルタイムに表示されます。
それに加え、検索結果のページの一番下にまとめて表示もされます。
このように、それぞれの検索サイトでサジェストキーワードを調べる方法はあります。
ですが、この2つの機能は最大で10個までのキーワードしか調べることしかできません。
一度に全てのサジェストキーワードを一瞬で取得できるのがラッコキーワードなんです。
ラッコキーワードでのサジェスト抽出方法
ラッコキーワードでのサジェスト抽出方法は下記の2ステップです。
- キーワードを入力して検索
- 「全キーワードコピー(重複除去)」ボタンを押す
これでサジェストキーワードがクリップボードにコピーされます。
Windowsならメモ帳などに一時的に貼り付けておいても良いでしょう。
ファイルに残しておきたい場合は、隣のボタンの「CSVダウンロード」でもOK。
サジェストキーワードをどんどん深堀する
ラッコキーワードで上記の2ステップである程度のサジェストキーワードは一括取得ができます。
しかし、ロングテールキーワードとしては不足する場合もあるんです。
例えば「ダイエット」でサジェスト抽出した時の、
「ダイエット 食事」のサジェストキーワードとしては、下記の3キーワードです。
ダイエット 食事 メニュー
ダイエット 食事 制限 メニュー
ダイエット 食事 制限
しかし、ラッコキーワードの検索窓に
「ダイエット 食事」で検索すると、600以上のサジェストキーワードが抽出されます。
以下はその一部抜粋です。
ダイエット 食事 メニュー
ダイエット 食事 夜
ダイエット 食事 制限
ダイエット 食事 男
ダイエット 食事 献立
ダイエット 食事 制限なし
ダイエット 食事 コンビニ
ダイエット 食事 レシピ
ダイエット 食事 制限のみ
まずは一回の抽出から試し、なかなかライバルが減らない(後述のallintitleの調査で説明)場合は、2語や3語に絞った上でサジェストキーワードを抽出してみましょう。
ラッコキーワードは無料で使用できます。
しかし、 1日あたり20キーワードまでに制限されています(0時リセット)。
これを無制限に使いたい場合はラッコID登録(メルアドを使用した登録)で解除できますよ。
キーワードプランナーでボリューム調査
キーワードプランナーを使用する目的は、前段で抽出したサジェストキーワード(ロングテールキーワード)で検索されているキーワードの件数を調査することです。
幾らニッチなキーワードであっても、ボリュームが少ないとアクセス数獲得の機会が減ってしまうため、そのようなキーワードを除外する意味を持ちます。
キーワードプランナーの初期設定方法
キーワードプランナーは無料で利用できますが、実際に使えるようになるまでは少々手間がかかります。
具体的な手順は下記のエックスサーバのサイトで紹介されているページでご確認ください。


キーワードプランナーでの検索ボリューム調査方法
キーワードプランナーが使用できる状態になったら、まずは下記の2ステップで検索ボリュームを調査します。
- 「検索のボリュームと予測データを確認する」枠にサジェストキーワードを貼り付ける
- 「開始する」ボタンを押す
検索ボリュームの調査が始まり、画面が切り替わったら検索ボリュームの情報をCSVファイルにダウンロードします。
- 「過去の指標」のタブを押して検索ボリューム情報見える状態にする
- 下矢印ボタンを押して、「.csv」を押してCSVファイルダウンロードをする
CSVファイルはWindowsなら「ダウンロード」フォルダに保存されます。
このファイルを次の調査に使用することになります。
キーワードスカウターでallintitle調査
最後のステップのallintitle調査です。
allintitleを調査する目的は、ロングテールキーワードとして抽出した対象のキーワードの全てが、ブログタイトルに含まれている件数を調べるためです。
言い換えるなら、ライバルチェックです。
ロングテールキーワードはビッグキーワードよりニッチであることは確かなのですが、そのニッチさえも競合している可能性があります。
抽出したロングテールキーワードがブルグタイトルに含まれているものを探し当てるのが目的です。
これで探し当てたものを「お宝キーワード」と呼んだりもします。
キーワードスカウターを使用する理由
allintitleの調査はGoogleでもYahoo!検索でもできます。
Google検索なら検索するときに、検索する単語の前に”allintitle:” と付けて検索するだけです。
例)「allintitle: ダイエット 食事 メニュー」
ただ、ここでネックになるのが、キーワード1つずつしか調査ができないことなんです。
ピンポイントで1つしか調べないのならまったく問題ありませんが、候補のキーワードが数多くある場合は調査に膨大な時間が掛かってしまいます。
それをカバーできるのがキーワードスカウターです。
キーワード複数個を一気にallintitleの調査ができる機能を持っています。
キーワードスカウターでの調査準備
前段でcsvファイルに保存した情報をキーワードスカウターに読み込ませるのですが、その前に少し調整します。
ダウンロードしたcsvファイルの中にキーワードスカウターでは不要な行が含まれています。
①不要な行を削除する
下記の通り、1行目・2行目および4行目・5行目を行ごと削除してください。
②並べ替えをする
このcsvファイルには検索ボリュームが表示されていない(=検索数がごくわずか)キーワードも含まれています。
これは今回のロングテールキーワードとしては不要であると判断しますので、この行も削除します。
このため、「Competition」(E列)の列で並べ替えをして、この列が空白の行は全て削除します。
更に、このままですと約850行のキーワードが残ります。
これで次のステップに進んでも良いのですが、競合が多い場合は避けたいため、更に絞り込みをします。
- 「Competition」(E列)が「高」(=競合が多い)行を削除
- 「Avg. monthly searches」(D列)が500未満(=検索件数が少ない)行を削除
ここまでの削除をやればキーワードスカウターで読み込みはできますが、もう1点調整をします。
③検索ボリューム情報をコピー&ペーストする
キーワードスカウターに競合の情報を読み込ませることができますが、現在のキーワードスカウターとキーワードプランナーの仕様があっていないのか、列情報がずれます。
そのため、csvファイルの「Avg. monthly searches」(D列)の情報をB列にコピーしておきます。
最初は手順の煩雑さに戸惑うかもしれませんが、やることは単純なので徐々に慣れて行きますよ(^^;
キーワードスカウターでのallintitle調査方法
前段で準備したサジェストキーワードが入ったcsvファイルを使って、キーワードスカウターで調査します。
今回紹介するのはキーワードスカウターSTというWindows向けのツールです。
※Macの場合は類似ツールのアフィリエイター専用SEO分析ツール「COMPASS」があります(有料)。
調査の手順としては、数回ボタンを押すだけです。
- 前段で準備したサジェストキーワードが入ったcsvファイルをアップロードする
- 「解析開始」ボタンを押す
- 解析の条件を指定して「この条件で開始する」ボタンを押す
キーワードの数(アップロードしたcsvファイルの中の件数)が多いと時間が掛かります。
数十件であれば5分~10分で終わります。
暫くすると、以下の通り、allintitle件数が表示されるようになります。
この件数は実際にGoogleやyahoo!で検索した件数と一致します。
「ダイエット ペース 目安」がキーワードスカウターのallintitle件数と、Google検索でallintitle指定した場合とで合っていますね。
allintitle件数が少なければ少ないほどライバルが少なく検索トップや検索1ページ目に表示される可能性が高くなるのです。
まとめ
ブログアクセス数が伸び悩む初心者ブロガーさんは、ロングテールキーワードを狙うべし です。
太田が勉強がてらツイートでプレゼントしているロングテールキーワードの抽出方法(鉄板手順)は下記の通りです。
- ラッコキーワードでサジェスト抽出
- キーワードプランナーでボリューム調査
- キーワードスカウターでallintitle調査
ライバルの少ないニッチなキーワードを探して、小さく大きく稼ぎましょう。
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